劇団ハイバイを主宰されている岩井秀人さんの作品がずっと気になっていて、今回初観劇をしてきました。
「おとこたち」はハイバイの劇団公演として2014年、2016年にストレートプレイとして上演したのち、前野健太さんの音楽で、今回、ミュージカル版として上演されました。
内容は、愛、不倫、老い、病、死、暴力など、現代の“おとこ”なら誰にでも起こりそうなさまざまな出来事を、4人の個性溢れる俳優人が演じる人間ドラマです。
今回は、ストレートプレイとして作られた作品のミュージカル化、更には日本人が脚本演出をするミュージカルについて、私の考察を書いていきます。
ストレートプレイとミュージカルの違い

〈ストレートプレイとは〉
台詞に音楽などを用いない会話劇、いわゆる一般的な舞台演劇のことを意味します。
「正劇」「台詞劇」とも言われます。
〈ミュージカルとは〉
音楽・歌・台詞およびダンスを結合させた演劇形式を意味します。
つまり、簡単に言うと、歌があるか無いか。