「もっと支えて!」
これは、歌のトレーニングをしたことがある方なら
一度はコーチに言われたことがあるのではないでしょうか?
でも、支えって何?お腹に力を入れること?
とその言葉の理解に苦しんでいる人が
多いのが現実です。
私がこの「支え」に関して説明するとき、
大学1年生の時に購入したこの本を思い出します。

『歌手なら
誰でも知っておきたい
「からだ」のこと』
マリッサ・マルデ
メリージーン・アレン
クルト=アレクサンダー・ツェラー
この表題にある、
「身体が楽器」のあなたへ
楽器について、正確な知識をもっていますか?
思い通りに使いこなしていますか?
という言葉を見た瞬間、ドキッ!としました。
歌って、自分の身体が楽器なのに、
グランドピアノの中を見るように
どのように音が作られているのかを見ることが出来ません。
でも、その構造や機能を知ることで
私たちの声は、驚くほどコントロールしやすくなるのです。
この本にも書いてあるように、
私は、歌の「支え」について、以下の二つのイメージを大切にしています。