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歌がうまい人の姿勢とは?

最終更新: 7月17日

歌によって喉を傷めてしまった人のレッスンを依頼されたとき、

私は決まって、その人の姿勢からアプローチしていきます。


あなたは、自分が歌っている時、どのような姿勢をしていますか?


「良い声」と「姿勢」は何の関わりもないように思われがちですが、

実は一番声に変化をもたらしてくれる重要な注目ポイントが詰まっています。


それでは、どんな姿勢で歌えば良いのでしょうか。


「良い姿勢」で歌おうと思うと、多くの歌手は固くなり、身体全体に緊張感が走ります。何となく胸を張り、足を踏ん張り、思い切り声を出そうと思ったところで、息は思うように吸えず、声も響きの無い硬い声になります。


なぜかというと、この「姿勢」という言葉が、私たちを硬直させてしまっているのです。

姿勢を英語をにすると「posture(ポスチャー)」ですが、この言葉には「静止した体勢」という意味があります。歌は、常に呼吸をし、全身の筋肉を使うという「動き」が必要なのに対して、この言葉は正反対の意味を持ちますね。


そこで私は、「姿勢」という概念をある言葉に変えてお伝えしています。




「姿勢」ではなく「バランス」


全身の骨格は、体重を支え、下へ向けて送り伝えるために構造されています。その骨格

には関節があり、そこにある骨格筋という筋肉が伸びたり縮んだりすることで、関節を動かしています。この時、骨格筋は対になって動いています。



例えば、腕を曲げるという動作をする時、上腕にある二頭筋が縮み、下腕にある三頭筋が伸びます。逆に、腕をまっすぐに伸ばすときは、二頭筋が伸びて、三頭筋が縮みます。


つまり、筋肉を使うということは、筋肉が動いている(伸縮する)ということ。


しかし、この二つの筋肉を縮めたまま、または伸ばしたまま動こうとすることで、緊張や硬直した動きに繋がります。

例えば、あなたが重たい箱を持ち上げようとしたとき、腕の筋肉はどうなりますか?伸びたり縮んだりという感覚よりも、緊張して固まっているという状態になります。



「良い姿勢」で歌おうと意識したとき、多くの人は、この骨格を動かす筋肉の動きを固めて(緊張させて)キープさせようとしてしまいます。すると、その緊張が、呼吸をサポートするべき筋肉を邪魔したり、柔軟に動くべき声帯周りの筋肉の邪魔をしてしまうのです。



つまり、「良い姿勢」=良い体制をキープすることではありません。


歌に必要な筋肉達が、自由に柔軟に動く為の土台、または軸(コア)を作る骨格の良いバランスをとることがとても大切です♪


思うように息が続かない、音量が出ない、喉が痛くなるなどの歌の悩みを持つ方は、この軸の感覚がなかったり、バランスが崩れたまま歌っている為、身体が自由に動くことを邪魔をしている、余計な緊張を伴う姿勢癖がついていることが多いのです。

これが、歌い方によって喉を傷めた人に初めにするアプローチが「姿勢」という理由です。


この軸(コア)のバランスがうまく取れるようになると、座っていても、踊っていても、思い通りの声を出すことができるのですね♪



歌っていると、いつも喉が痛くなる。

首周りの力が抜けず、肩こりが治らない。

動きながら歌うと、声がブレてしまう。


こんなお悩みをお持ちの方は、是非あなたの姿勢を見させてくださいね☆








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