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海外ミュージカルを日本語で演じる課題



日本版キャスト初演という事で

 

どんな演出? あの曲はどんな歌詞? とワクワクドキドキ。 ブロードウェイでは、1981年に開幕し、翌年トニー賞を6部門受賞、 2006年には、ジェニファー・ハドソン、ビヨンセ、ジェイミー・フォックス、エディ・マーフィなど、

豪華キャストで映画化もされています。 当時学生だった私は、 安くなるレイトショーへ何度も足を運び ジェニファーの地響きのような熱い歌声に、 心臓が打ち抜かれ、観了後、 しばらく放心状態で帰れなくなったことを 懐かしく思い出しました。 そして、 大学4年間で一番歌った曲たちかもしれないと思うほど ボロボロになった楽譜を今も時々開いて 「I am changing」や「Listen]を歌い 喉の状態を確かめています。


何度練習しても 全然歌えなくて レッスン後泣きながら帰った思い出の曲達。 同期の仲間たちと 「we are dreamgirls~♪」 と手を取り合って歌った青春の曲達。 その歌詞の通り、 夢を追いかける人々の

葛藤と希望を描いた

大好きなサクセスストーリーです。


ダイアナ・ロスとスプリームスを モデルに描かれているこの作品は 今まで現地の出演者もアフリカ系アメリカ人による パフォーマンスが多い印象がありました。 ビートがカッコ良いR&Bや 感情表現豊かなソウル音楽を 日本人が日本語で歌う今回の公演、 やっぱりとても難しいよな〜( ノД`) この課題は、 日々のレッスンでも感じていて 音楽は、国の文化と共に生まれてきたものだからこそ もし他国の歌を歌うなら その国の文化や歴史を知らないと 上辺だけの歌になってしまう。 そもそもの言葉自体のリズム感が英語と異なる日本語で

同じ表現をするのはとても難しい~!! これは、輸入ミュージカルを観ると

いつも感じる課題なのです。


いつか日本のミュージカル界が

輸入物ばかりでなく、

自国オリジナル作品が認められる時代になったらな、と

密かに願っています。


「言葉を歌で伝える」ミュージカルでは、

言葉のリズム(イントネーションとも言えますね)と歌のリズムが、美しくマッチしていることで、感情表現がスムーズに声に乗って、わざとらしくない表現になると思うのです。これは、作詞作曲の時点で、ある程度決められてしまいますが

歌い方によっても、言葉を美しく聞かせることは可能です。


日々のレッスンでは、「言葉を歌う」ということを丁寧に伝えています。


すると、人を感動させる歌が歌いたい!

曲の内容をしっかり伝えたい!


こんな望みは、すんなり叶っていくのです。


・もし、歌が単調になってしまう。

・下手なわけではないのに、今一つ感動させられない


という悩みがある方は、ご連絡下さい♪






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